【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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77: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/07(金) 23:01:24.70 ID:FY/Mf+h+0

夏葉「家族だから……ね」

甜花「夏葉さん、家族仲は良くないの……? そうは見えないけど……」

夏葉「いたって良好よ。私は家族の事が好きだし、有栖川の家のことも誇りに思ってる」

夏葉「両親からだって、信頼を得れているわ」

その言葉に、偽りも含む所もない。

引っかかったのは、自分と家族の関係ではなく、彼女の発言そのもの。

仲が悪い家族だって、この世には沢山いるはずだ。

家族だから仲がいいのだと、当然のように言った事に、驚いたのだ。

夏葉「……大したことじゃないわ。さ、もう流してちょうだい」

そう思えるのは、間違いなく甜花の美徳だ。

だから、わざわざ指摘するような事はしない。

甜花「うん……分かった」

三十九度に設定された湯で、甜花が丁寧に泡を落としていく。

これが終われば、洗髪の実践は一区切りになる。

次は洗顔のレクチャーして、湯からあがったら乾かし方の話をして……と、やる事はまだまだあった。

夏葉「いっそのこと、服とかのコーディネートまでやってしまおうかしら」

そんな願望がつい口から溢れる。

夏葉「でも、ダメね。それは寄り道がすぎるわ」

甜花を泊めているのは、あくまでも舞台の練習のためだ。

緊急性が高いわけでもない限り、そこから逸脱した事はすべきではない。



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