【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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72: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/07(金) 22:51:04.94 ID:FY/Mf+h+0

智代子「夏葉ちゃん、そういえば何だけど」

夏葉「何かしら?」

うって変わって、智代子は神妙な面持ちだった。

智代子「ここ数日、夏葉ちゃんの家に泊めてるよね。たしか、アルストロメリアの……」

夏葉「甜花ね。舞台練習の為よ」

智代子「それって、いつから?」

夏葉「……三日前からになるわ」

智代子「そっか。三日差かぁ……どうなんだろう。でも、勘違いだとなぁ……」

再び、ブツブツと呟きながら、智代子が考え込む。

思いついたことを言うべきかどうか、迷っているのだろう。

夏葉「言ってちょうだい、智代子」

少しでも多くの意見を欲して、智代子の言葉を促す。

チロリと、黒い予感が脳裏をかすめた。

智代子「あ、うん……さっきの『真似ぶ』の話に戻っちゃうんだけど」

智代子「プロデューサーに相談したのが五日前で、その数日後に、甜花ちゃんが来たんだよね?」

夏葉「……ええ」

そこで、智代子の言いたいことが分かってしまった。

元より、その事を考えなかったわけではない。

プロデューサーが代役に甜花を選んだ理由を、少しでも考えなかったはずがない。

それはつまり、プロデューサーもまた、私の行き詰まりを見兼ねたからで。

智代子「やっぱり、そういうこと……なんじゃないかな」

私の悪辣とも言える推測を、智代子名探偵が肯定した。



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