【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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43: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/05(水) 00:25:22.95 ID:eg1fP+qa0

夏葉「私は怒ってはいなかった。だけど、厳しい言葉をかけたのは事実よ」

夏葉「あの子……落ち込んでいた?」

P「ああ。帰りの車の中でも、茫然自失という感じだった」

夏葉「悪いことを、してしまったかもしれないわね」

夏葉「間違った事を言ったとは思っていないわ。でも、もう少し言葉を選ぶべきだった」

夏葉「傷つけるつもりは、無かったのだから」

P「ちなみに、どういう事を言ったんだ?」

夏葉「最初に目標を聞いて、答えが帰って来なかったから、まずは自分の事を話したの」

夏葉「それから、『目的意識に欠けるのは為にならない』という趣旨のことを言ったわ」

P(ここまでは、車の中で甜花から聞いたな)

夏葉「その上で『目標設定から始めなさい』とか『明日からもよろしく』……みたいな事を言ったはずよ」

P「……! それで、か」

夏葉「自信を失っているように見えたから、私なりに助言をしたつもりなのだけど……」

夏葉「裏目に出てしまったみたいね。事務所で会ったら、誠心誠意謝らせてもらうわ」

P「……勘違いだ」

夏葉「勘違い……?」

P「甜花から聞いた話と食い違っている。どちらかが嘘を吐いている訳でもない」

P「だから勘違いだ。おそらく途中までしか、甜花の耳に入ってない」

P「ショックのあまり、『為にならない』以降の言葉が聞こえてなかったんだろう」

P「ちなみに、その時の正確な発言は……」

夏葉「『やめておきなさい。アナタの為にもならないわ』」

夏葉「……」

P「……」

夏葉「……辞退を促している事に、ならないかしら?」

P「……なってるな」

夏葉「プロデューサー、彼女に連絡を……!」

P「それは、必要ない」

P「目的地に着いたからな」

夏葉「え……?」

P「ランニングの目的地だよ。事務所近くの公園だ」

P「ここに夏葉を呼び出すように、甜花に頼まれていたんだよ。ほら、あそこを」

夏葉「……あの子」

P「そういうことだ。行ってこい、夏葉」


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