【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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39: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/05(水) 00:17:17.88 ID:eg1fP+qa0
電話を切る。

気分はすっかり回復していた。

よく考えてみると、なーちゃんとの電話で、何が解決したわけでもない。

夏葉さんに言われた事の、その半分も解決できていない。

だけど、今はそれで良い。

それ以前に、やらなくちゃいけない事があるのを思い出した。

伝えられていない、この感謝を伝える。

もう随分と遅くなってしまったから、その分を言葉でなく行動で。

きっと自分は、そういう所から始めなくちゃいけないのだ。

甜花「あった……台本……!」

するべき行動は自然と決まっていた。

台本のページをめくって、その為に必要な、物語の一節を呼び出す。

甜花「きっと……大丈夫。このシーンなら、甜花にだって……」

甜花「あとは……」

もう一度端末を拾い上げて、電話をかける。

それは、二つ目のコール音を待たずに繋がった。

普段の自分なら、相手の反応を待つだろう。

でも今はそうしない。

何より先に、自分の要件を切り出していく。

甜花「プロデューサーさん。お願いが、あります……!」

その言葉は、いつになくハッキリと言えた。


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