【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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22: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/04(火) 23:51:29.39 ID:I+Xf9OEw0

P「……それでは、よろしくお願いします」

甜花「よろしく、お願いします……」

演出家「ああ、こちらからもよろしく頼む」

演出家「急な話を聞いてくれた点については、感謝している」

P「いえ、こちらとしても有難い話です。舞台での経験は、今後に必ず生きてくるものですから」

演出家「そうかい。まぁ、何でもいいがな。引き受ける以上は、きちんと為すべきことは為してもらうぞ」

演出家「代役だから、途中参加だから……そういう甘えは一切認めない。いいな?」

P「はい。正式にお引き受けする際には、よく言い含めておきます」

演出家「正式に……ね。無駄な期間なんぞ設けやがって」

演出家「もう決まった事だし、今更文句は言わないけどよ」

その言っている事がすぐには理解できず、考え込んでしまう。

演出家さんがギョロリと自分を見たところで、ようやく思い当たった。

甜花(あ……プロデューサーさん、本当に作ってくれたんだ……『お試し期間』……)

甜花(でも……)

しかし、思い当たった事実かどうでもなるくらい、演出家さんの目付きが鋭くて怖い。

演出家「そうだな……じゃあ、最後に一つだけ質問をしようか。大崎」

甜花(き、きた……!)

演出家「大崎、お前は双子だそうだな」

甜花「は、はい……双子の妹が、います……」

演出家「今回の演劇は、童話『シンデレラ』の皮を被った全く別の話だ」

演出家「とある夢見る少女の話では無く、とある双子の姉妹の話になっている」

演出家「脚本を書いた者として、その姉妹を演じる人間に聞いておきたい」

演出家「大崎甜花、お前にとって姉妹とは何だ?」


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