52: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:20:52.10 ID:1XyBkUcg0
夏が終わる頃、
彼の荷物には常に栄養剤が入ってるような状態でした。
53: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:22:15.64 ID:1XyBkUcg0
一方の私は水着の写真の仕事とか
歌、バラエティの出演、深夜番組やトークの番組……
いろんな番組に出させてもらいました。
54: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:22:56.20 ID:1XyBkUcg0
「今、局内でIA大賞は私だって言ってる人がいたの!」
55: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:23:36.19 ID:1XyBkUcg0
「最近がんばってますね!」
「ファンなんです!」
56: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:25:19.13 ID:1XyBkUcg0
秋頃になるともうネットでもテレビでもIA大賞の特集が組まれたり、
去年は誰だったとか、今年はどうだとか……
もしかしたら少しだけ見てくれたかもしれないですけれど。
57: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:25:59.69 ID:1XyBkUcg0
11月の頭でした。
彼が入院をしたのが。
58: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:26:42.15 ID:1XyBkUcg0
原因は過労でした。きっと覚えていると思います。
私は仕事の合間を縫ってお見舞いに行っていました。
59: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:27:38.40 ID:1XyBkUcg0
一週間もしないで病院を飛び出した彼は
遅れを取り戻すようにまたがむしゃらに働いていました。
60: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:28:38.44 ID:1XyBkUcg0
だから社長に直談判して
彼を少し休ませるようにお願いしたんです。
61: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/12/02(日) 00:30:11.04 ID:1XyBkUcg0
だから彼は私に心配をかけまい、
と余計に仕事を張り切るようになったんです。
87Res/38.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20