11:名無しNIPPER[saga]
2018/11/30(金) 15:50:09.60 ID:jdsooU2cO
勇者「(ちょっと待てや。生きてきてイケボなんて言われたことねーぞ)」
女魔法使い「どうせ勇者のことだから『 イケボなんて言われたことない』と思ってるんでしょ」
勇者「っ!?」ギクゥッ
女戦士「私達だって様子見をしながらあらゆる角度から検証を試みたんだ」
女武闘家「それで、言霊に篭められた魔力が表面化しだしたのはレベルアップしてるせいじゃないかって結論になった」
女魔法使い「確信するに至ったのは一週間前のダンジョン探索してた日」
僧侶「勇者様の“ガンガンいこうぜ”の号令がでた瞬間でした……」
女戦士「かけ声と共にモンスターに襲いかかるアンタの後ろ姿を見て、私達はーー」
女魔法使い「全員同じ気持ちになった。この人を独占したい、と」
女武闘家「瞬間、あたし達はお互いに武器を抜いた」
女僧侶「私はモーニングスターを戦士さんに向けて」
女戦士「私は隼の剣を魔法使いに」
女魔法使い「みぃ〜んな……あんたが戦ってる背後で……お互い、殺意をこめて睨み合ってた……」
勇者「(そんなことしとったんかお前ら。どうりで誰も命令に従わないと)」
女戦士「その場は武器を向けるだけでなんとか収まりがついた。ーーだけど」
女魔法使い「私たちに産まれた激情の炎は鎮火しなかった」
女僧侶「色々考えました。“どうやって相手を出し抜こうか”」
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