ご主人様「メイドのくせに生意気だ!」メイド「ご主人様こそすぐ叩く!」
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115:名無しNIPPER
2019/06/14(金) 23:20:07.92 ID:KjJi+viHo
翌日

メイド「おはよーございます…」

ご主人様「……」じーっ

メイド「あ、バケツ…どうですか?」

ご主人様「3匹浮いてる」

プカー…

メイド「おおー…まさか一晩で3匹も捕まるとは。ていうかほんとにいたんですね」

ご主人様「これはクマネズミか?」

メイド「…そうですね。この大きさなら間違いないと思いますよ」

ご主人様「……」

メイド「ど、どうしたんです?ネズミ捕まってよかったじゃないですか」

ご主人様「虚しい…」

メイド「はい…?」

ご主人様「こんな小動物をいたぶるなんて人間のすることじゃねぇよ」

メイド「…?…????」

ご主人様「こいつら3匹仲良く、美味しそうな匂いに惹かれてやってきただろうに…脱出不可能の水中にドボン。必死でもがいたんだろうな…」

メイド「いや…いやいやいやいや…ご主人様、キモいキモいって散々言ってたじゃないですか」

ご主人様「どこがキモいんだ。よく見ろよ。こんなにつぶらな瞳の可愛い生き物が他にいるか?」

メイド「それ私も言った覚えが…」

ご主人様「でもこいつらはもう動かない。かわいそうに。生きたまま捕まえる罠がよかったな。そんでどっかに離してやればよかった」

メイド「えー……」

ご主人様「…殺しちまったものはしょうがない。こいつらは丁寧に埋葬してやろう。それが俺にできるせめてもの償いだ」

メイド「あの…そんなに落ち込まなくてもよくないですか?」

ご主人様「俺はな…ダメなんだ…こういういたいけな生物をいじめることができないんだ…根っからの善人だからな」

メイド「は?私のことはいじめるのに?」

ご主人様「今日はやめよう…そういういがみ合いは」

メイド(えー…なにこの…悪いことしたみたいな空気。言われた通りにやっただけなのに)

メイド(しかし…ご主人様にこんなナイーブな面があるとは意外でしたね…見直したというか…らしくないというか…)


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