ご主人様「メイドのくせに生意気だ!」メイド「ご主人様こそすぐ叩く!」
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113:名無しNIPPER
2019/06/14(金) 23:11:48.31 ID:KjJi+viHo
ご主人様「持ってきたぞ!まずは水を半分くらい入れたバケツに、空のペットボトルだろ、細長いものってのは…竹ひごでいいよな?」

ご主人様「錐…はなかったからドライバー。あとガムテ。食パン、魚肉ソーセージ、バター。これ餌?チーズじゃなくていいのか?」

メイド「ありがとうございます。別にネズミはチーズしか食べないわけじゃないですよ。なんだって食べますよ」

メイド「あ、ちゃんと軍手してます?人間の匂いがついたものは避けられるかもしれませんからね」

ご主人様「してるよちゃんと。お前の分も持ってきた」

メイド「…では作り方を説明しましょう。最初に言っときますがわりと簡単です」

ご主人様「ふむ」

メイド「まず、ペットボトルの蓋と底、それぞれ中央にドライバーを使って、竹ひごが余裕で通るくらいの大きさの穴を開けます。ほんとは錐があれば楽なんですけどねー」

メイド「で、…竹ひごを、ペットボトルの穴に通します…長さが足りなければ2本をガムテープでつないで延長するか、なんだったら丈夫な紐とかで代用した方が早いかも」

メイド「そしたらバケツの縁に竹ひごの両端を乗せて、橋のようにかかってる状態にします。竹ひごは動かないようにガムテで固定しましょう」

ご主人様「ふむふむ」

メイド「あとはペットボトルの表面…できれば中央あたりにガムテをペタペタ貼って、そこに食パンとソーセージをちぎってくっつけるだけです。バターはそれ以外のところにテキトーに塗っておいてください」

ご主人様「…それだけ?これどういう罠なんだ?」

メイド「まず、ネズミがエサの匂いにつられてやってきますよね。ネズミはエサを取るためにペットボトルに乗るわけですが」

メイド「竹ひごを通しただけのペットボトルはゆるゆるですから、重さがかかった瞬間に、くるっと回転しちゃうわけです」

ご主人様「あー、それで乗ってるネズミは振り落とされると」

メイド「そう。で下の水にドボン。この高さを登る方法はありませんから、あとは溺れ死ぬか餓死するかのどちらかです」

ご主人様「たまんねーなそりゃ。でもよ、ネズミが落ちる寸前にペットボトルにしがみついたりしねぇのか?」

メイド「ネズミの小さな手でツルツルしたペットボトルを掴むのは無理でしょうね」

ご主人様「…そもそも、ネズミはどうやってこのペットボトルのところまでたどり着くんだ?バケツは内からも外からも登れないだろ」

メイド「あっ…それは素で忘れてました。バケツの縁まで登っていくための道を作っておかないといけませんでしたね…」

メイド「ダンボールを適当な長さに切って、バケツの縁から滑り台みたいにかけておけば、ネズミが登ってくれるはずです」

ご主人様「ふーん…なるほどね」


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