33: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:09:59.94 ID:4QLiHviq0
「麗花ーーーっ!!」
34: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:10:38.86 ID:4QLiHviq0
公園を去ろうとした時、また声が聞こえた。
何を言われたのかよく聞き取れなかった俺は
35: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:11:37.16 ID:4QLiHviq0
その女性はそう微笑んでいたが、俺にはただ、急に微笑んできた
その女が気持ち悪くもあり……でもどこか懐かしい。
36: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:12:46.02 ID:4QLiHviq0
また、この瞬間全部思い出した。
手に書いた文字を確認する。
37: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:13:31.27 ID:4QLiHviq0
「……そうだ、どうしてかずっとお前のことが思い出せなくて……怖いんだ!
どうして麗花だけを忘れるんだ!」
38: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:14:14.60 ID:4QLiHviq0
「プロデューサーさんは今日も相変わらず普通です。
それだけ泥だらけになってもまだまだ普通です。
39: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:16:14.08 ID:4QLiHviq0
「うーん……そうお願いしちゃったんです」
40: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:17:21.83 ID:4QLiHviq0
「頼む! 行かないでくれ! 置いて行かないでくれ!
忘れたくないんだ!
麗花のことがずっと大事だったはずなのに……!
41: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:18:25.10 ID:4QLiHviq0
麗花は何も言わなかった。
もう聞こえてないのかもしれない。
42: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:19:46.79 ID:4QLiHviq0
俺は急いで家に帰る。
駅まで走って、途中のコンビニでメモとペンとビニール紐を買った。
48Res/21.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20