51:名無しNIPPER
2019/01/03(木) 12:35:28.63 ID:hfj2VEw/0
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「おねーちゃーん! 一緒にあそぼぉー!」
食蜂「わわっ! 引っ張らないでぇ!」
「兄ちゃんはこっち!!」
上条「はいはい。上条さんは逃げませんよー」
食蜂さん、次の土曜日って空いてます……? とよそよそしい口調で電話が掛かってきたのは
水曜日の事だった。この時点で華やかな話では無い事は断言できたが、万が一の可能性を信じて
話を聞くと、どうやらあの理学生の論文程の宿題をもってしても出席日数の穴を埋めるには至らず、
追加で社会貢献することで何とか目を瞑ろうと言われているようだ。
『流石に何十人もの子供を1人で相手にするには……』という結びの言葉も添えて。
『それって私には何の関係力もないわよねぇ?」と冷たく返しても、
『頼れる人が食蜂さんしかいなくて……』と言われると何だかんだで引き受けてしまうあたり、
中々に重症だなと自嘲してしまう。
「兄ちゃん! 最近流行ってる遊びがあるんだ! 一緒にやろー!」
上条「へぇ、どんな遊びなんだ?」
「お尻タッチゲーム!」
上条「うん。それは止めとこうな」
「えぇ!? 面白いよ!?」
上条「牢屋に入れられる前にそこから手を引いておきなさい。
というか、その遊びに面白さを感じるのをやめなさい」
「ほんとに面白いんだって! 俺が手本見せるから! 兄ちゃんは見てて!」
上条「あっ!」
「姉ちゃんのお尻ターッチ!」
食蜂「うひゃぁぁあ!」
「あははは!! うひゃぁ! だって!」
食蜂「こっ、こんのクソガキぃぃぃ!!! 精神いじくってお尻見ると
泣き出すようにしてやるわよぉぉぉ!!???」
「ひぃ!!!」
上条「わー!! 待て待て! 既に泣いてるから! トラウマになりかけてるから!」
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