ヴァイス「少々席を外したいのですが」ターニャ「何故だ?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:43:07.20 ID:i37PCr8J0
「ヴァイス中尉」
「はっ」
「腹の具合はどうかね?」
「正直申しますと、限界です」
「よろしい。説明するから皆を黙らせろ」
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:46:03.38 ID:i37PCr8J0
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8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:47:12.47 ID:i37PCr8J0
「とはいえ、全てが諸君らの所為というわけではなく、今回このように残念な結果となってしまったのは、大隊を率いる私の監督責任であるとも言える。よって、私自身も同じく下剤を服用し、戦友と苦しみを分かち合うことにした」
ざわっと、どよめきが起こる。困惑が広がる。
「おや? 意外かね? 私だって腹くらい下すさ」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:48:42.60 ID:i37PCr8J0
「中尉! 盲信するだけでは少佐の為になりません! 時には諫言を口にすることも必要です!」
「……嬉しかったんだ」
「えっ?」
「少佐殿が身近に感じられて、自分は嬉しい」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:51:07.49 ID:i37PCr8J0
「話を戻すぞ。さて、本題だ。今回諸君らに飲ませたシューゲル主任技師特製の下剤は、非常に強力な代物だ。わざわざ言わずとも、その効果は貴官ら自身が今まさに体感している筈だ」
含まれる成分などを説明する必要はなかった。
「この先この下剤は有効に活用される予定だ」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:53:33.33 ID:i37PCr8J0
「えーっと、その、臨床試験とは何ですか?」
「臨床試験の意味も知らんのか? 浅学すぎるぞ、グランツ少尉。セレブリャコーフ少尉」
「はっ」
「グランツ少尉に臨床試験の意味を説け」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sape saga]
2018/11/23(金) 22:56:33.96 ID:i37PCr8J0
「グランツ少尉のロマンスの行方はともかく、現在進行形で戦友諸君らの腹の具合は加速度的に悪化していると推察する。しかし、下剤の効能を確かめるまでは用を足すことは認められない。故にこの部屋は現在封鎖しているわけだ」
早口で現状を説明するデグレチャフ少佐。
新薬の臨床試験が終わるまで退室出来ない。
その過酷な現実に直面して皆不安に駆られた。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 22:58:05.39 ID:i37PCr8J0
「ヴァイス中尉、歯を食いしばれ」
「えっ?」
「むんっ!」
「ぐあっ!? 少佐、突然何を……?」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 23:00:03.67 ID:i37PCr8J0
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15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 23:00:50.30 ID:i37PCr8J0
「臆病者は帝国軍に不要だ。さっさと漏らせ」
「少佐殿! どうかお許しくださいっ!!」
「だから許すと言っているのだ。苦しみから解放し、今すぐ楽にしてやると。不服なのか?」
「小官はまだ戦えます! ですから、どうか!」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/11/23(金) 23:02:28.36 ID:i37PCr8J0
デグレチャフ少佐の説明はわかりやすかった。
たしかに尋問に対する耐性は身につくだろう。
しかし、それでも思う。そこまでするか、と。
「敵が常に我々の想定内の手段を取るとは限らない。故にあらゆる可能性を考慮し、対応策を練る必要があるのだ。この試験もその一環だ」
以下略
AAS
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