2: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:25:31.48 ID:TX6juVmuo
なにせ、今の俺の脳内には雑司ヶ谷の駅で見ず知らずの女の子――実際は未来から来たセレセブのはずだが――と出会った記憶がある。
世界線の再構成なのかは知らないが、アメリカへ行く前の幼い紅莉栖がなぜか池袋にやってきて、なぜかホームでしょぼくれていた少年にキスをしたことになっていた。
それだけではない。この時の少女、牧瀬紅莉栖こそが鳳凰院凶真の名付け親にまでなってしまった。典型的なタイムパラドックスが発生している気がするが……。
うむ。考えれば考えるほど意味がわからん。
紅莉栖「それで、ホントに大丈夫なのよね? また意識が別の世界線に跳んだりしてない?」
ソファーに腰かけた俺を紅莉栖が心配そうな顔で覗き込んでくる。その眉の動き、息遣い、髪の匂い……全てが、俺がこの世界線に居続けることを肯定してくれる。
岡部「まだ時間もそんなに経ってはいないから、ある程度経過観察が必要だろうが――」
岡部「なんというか……すごく、しっくりきている」
紅莉栖「しっくり?」
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