140: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/21(水) 04:18:50.17 ID:6XOGb91so
そんなくだらない議論をしている間にインストールが完了したので、俺は恐る恐る右の親指をアイコンへとタップする。そして出てきたパス画面に紅莉栖の言う通り入力を済ませると……。
まゆコ『凶真さんっ! ご無事でなによりです!』ビシィ
岡部「……うむ。達者でやっているようだな」
まゆコ『はいっ! えっへへー!』
まゆりとも違うこの特徴的な笑い声を久しぶりに聞いて、安堵のため息が出た。
まゆり「あれれ〜? 今、まゆしぃの声がオカリンのスマホから聞こえたよ〜?」
ダル「おお、3Dまゆ氏がオカリンのスマホの中にインスコされてる件。エロすぐるだろjk!」
岡部「お前ら落ち着け。これは椎名まゆりであって椎名まゆりではない。ラボメンナンバー002を共有する鏡面存在、まゆコである!」
岡部「その本質は鳳凰院凶真の狂信者であり、お使いから暗殺までなんでもこなす。現在はその身を電脳空間へと移し、日々世界のハッカーたちと戦っているのだ」
まゆコ『ラボのためならなんでもやりますよ!』
そこには電脳化の直前の、恐怖で怯えていた顔はなかった。まゆコは消滅を免れ、こうして今も思考をして、声を発している。これでよかったのだと思う。俺の独善につき合わせたラボメン達、特に紅莉栖には感謝してもしきれない。
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