バットマン「グランド……オーダー?」レオナルド「その3だね」
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49: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2018/11/23(金) 02:48:22.20 ID:TJuPBE+k0


………………


 私が恐怖を学んだのは、何歳の時だっただろうか。

 まだ少年だった頃、父の『実験』の対象にされた私は、モルモットとして恐怖ガスを吸引した。見慣れた父親の顔は歪み果て、夕暮れを飛ぶ鳥すら酷く恐ろしく見えた。

 誰かが叫んでいた。喉がかれるまで、自分が恐怖の叫びをあげていると気付けなかった。恐怖は無慈悲で、止まらなかった。その時私は、醜い夕空が世界の真理だと知った。


 それから何十年経っただろうか。私の傍らには常に恐怖があった。いや、私だけではなく、全ての人間は恐怖から逃れられないのだ。恐怖を制御する術を身に付けた今でも、歪み果てた父の顔は忘れられなかった。


 誰かが叫んでいるのが聞こえる。私の喉はかれてしまった。






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