青年「安価とコンマで廻り者として生きる」【リィンカーネーションの花弁】
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16: ◆4zxWeuGhCBhz[saga]
2018/11/16(金) 20:59:02.90 ID:8TlyHQoQO
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雷電「ここは俺の住むアパートだ。帰って来たらお前がいたんだぞ」

関「えっ……!?」

関「ってことは……僕、不法侵入!?」

雷電「そんな慌てるなって。侵入者がいたと思ったらスヤスヤ寝ていやがったから、どうしてくれようかと考えてたが……」

雷電「俺と同じ廻り者で、しかも記憶喪失っていうなら話は別だ。くつろぎな」

関「は、はぁ…………」

雷電「そうだな……。取り敢えず、最低限のことは教えておくか」

雷電「これを見ろ」

関「それは……ナイフ?」

雷電「そう。これは『輪廻の枝』っつー代物だ」

雷電「自らの首を切ることで、前世の才能を得られる夢のアイテムさ」

関「く、首を……!?」

雷電「俺達人間にはどうやら前世ってものがあるらしくてな。このナイフを使えば、自分の前世にいた偉人の才能を使うことができるようになる」

雷電「……残念ながら前世に偉人がいなけりゃ意味ねぇんだけどな。一種のギャンブルだ」

関「つまり……あなたの前世には雷電爲右エ門がいて……」

雷電「お前の前世には関行男がいた。そういうことだ」

関「……信じられない。そんなファンタジックなことが…………」

雷電「確かにな。それでも、現実だ」

雷電「お前も何となく理解してるだろ? お前も廻り者──輪廻の枝を使った人間なわけだからな」

関「…………」


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