35: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 20:35:02.91 ID:Nn2yIfhz0
「それでしたら、お相手の好みのものを選ぶしかありませんね」
「そど子の好みと言われてもな。あいつは風紀委員が趣味みたいなものだ。好物もあるにはあるが、即物的なものを渡すのは少し違う気がする」
私が言うと、沙織が「あはは」と苦笑した。
「麻子、本格的にどん詰まってるね」
「だから言っただろう」
悩みすぎな自覚はある。
しかし、逃せば次はない機会だ。
私の出来うる限りのものを渡さなければとも思う。
きちんとしてやりたい。
「それでは、風紀にまつわるものをお渡しすれば良いのでは?」
「風紀にまつわるものって何だ」
当然の疑問を口にしてやると、秋山さんは「なんでしょう?」と自分で言ったくせに首をかしげる。
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