真壁瑞希「恋するアセロラ・サイダー」【ミリマスSS】
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39: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:18:03.56 ID:3wSsqTkg0


 感情が溢れだすと、私はせき止めることができなかった。声を上げて泣きたくなる気持ちを必死に抑えようと歯を食いしばると、私の唇は小刻みに震えた。

「いつもあなたは私のことを受け入れてくれるのに、私はどう返したらいいのか分からない......!」
以下略 AAS



40: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:20:31.27 ID:3wSsqTkg0

 彼はどんな顔をしているだろうか。溢れ出す涙は、目に映る光景をにじませてしまい、何もはっきりと見えない。

「だから、私は......あなたがっ......!」

以下略 AAS



41: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:21:48.71 ID:3wSsqTkg0





以下略 AAS



42: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:22:37.59 ID:3wSsqTkg0

 自分自身が驚くほど、あっけなく言葉が出た。

「好きですっ。......あなたが、好きです」

以下略 AAS



43: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:24:10.27 ID:3wSsqTkg0

「私は......、私は、あなたがっ......!」

 突如、目の前が真っ暗になり、心地よい温かさが私の体を覆った。彼が、私の体を抱き締めたのだ。

以下略 AAS



44: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:25:57.58 ID:3wSsqTkg0

「瑞希、ありがとう。でも......」

「……分かってます、プロデューサー。私のこの想いだけは、受け入れられないって」

以下略 AAS



45: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:27:10.27 ID:3wSsqTkg0

・・・・・・・・・・



以下略 AAS



46: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:28:04.07 ID:3wSsqTkg0

 昼下がり、私はシアター前の広場に出た。開演までは時間があるせいか、人の往来はまばらだ。私は、広場の隅っこに店を構える屋台へ向かった。広場を挟んでシアターと対角線にあるにもかかわらず、その極彩色の屋台は、私の目の前にあるかのように、はっきりと居場所を伝えている。

「アセロラ・サイダーを、一つください」

以下略 AAS



47: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:29:53.90 ID:3wSsqTkg0

 アセロラ・サイダーを手にした私は、シアターへ戻らず、そばにある海沿いの土手に腰を下ろした。先日には木枯らしが吹いたりと、冬の足音が聞こえだしたが、今日は暖かな陽気に包まれている。

 弾けたサイダーの泡から甘酸っぱい香りが広がると、思わずゴクリと私の喉が鳴った。

以下略 AAS



48: ◆kBqQfBrAQE[sage]
2018/11/12(月) 23:31:08.29 ID:3wSsqTkg0



おわり

以下略 AAS



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