真壁瑞希「恋するアセロラ・サイダー」【ミリマスSS】
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25: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 22:55:29.56 ID:NGPIxQq80

「お、今日も私服だ。最近は制服ばかりじゃなくなったな」

「流石はプロデューサー、気付いてくれましたか」

以下略 AAS



26: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 22:57:51.44 ID:3wSsqTkg0

「後はそうだな......。」

 プロデューサーの視線が私の足元から頭の頂点へと動き、そして私の目をとらえた。真剣な眼差しだから、胸の鼓動が早くなる。

以下略 AAS



27: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 22:59:41.81 ID:3wSsqTkg0

「瑞希ってそういう可愛らしい服も似合うけど、体系がスレンダーだから、キチっとしたような格好いい服も似合うよなあ」

 ……ほう。

以下略 AAS



28: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:01:45.00 ID:3wSsqTkg0

「わ、悪かった。そんな怒んないでくれよ」

「いいでしょう。プロデューサーの反省に免じて、許します」

以下略 AAS



29: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:03:13.62 ID:3wSsqTkg0

「よかった。じゃあ、この冊子にCMの概要が書いてるから、ちょっと目を通して」

 受け取った冊子をめくると、CMは二種類あり、内容が絵コンテのようなもので描かれている。私は、二つ目の内容が載ったページに目が留まった。

以下略 AAS



30: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:05:03.27 ID:3wSsqTkg0

「たかだか三十秒くらいのCMだけど、かなり色んな表現描写もあるから、瑞希にとって大きなステップアップになると思う」

 それから彼は私をじっと見据えた。視線が私の心をとらえ、私は息を飲んだ。

以下略 AAS



31: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:05:49.72 ID:3wSsqTkg0

・・・・・・・・・・



以下略 AAS



32: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:06:36.80 ID:3wSsqTkg0

「瑞希、そろそろ」

 撮影が始まるから、とプロデューサーが声をかけに来た。

以下略 AAS



33: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:07:16.90 ID:3wSsqTkg0

 不安がゼロだといえば嘘になる。演技の練習をしていたときも、妙に落ち着かない気分にしばしば陥った。特に最後の「好きです」という台詞を発した後は、虫が服の中をモゾモゾと動くような気味の悪さを覚えた。その不安を払うために練習を何度も繰り返したが、部屋を鳴らす私の声の残響が、いつまでも耳に残った。

 とはいえ、演技は演技だ。それに、せっかく彼が私のためにと選んできてくれた仕事だから、期待に応えられるようバッチリとこなしたい。
 
以下略 AAS



34: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 23:08:36.20 ID:3wSsqTkg0

 このCMに登場する女性は意中の男性に今日こそ告白しようと心に決めている。だから、彼女は彼との会話にうわの空で、緊張しながら告白のタイミングを図っているのだろう。

「こんなに寒いと、風邪引かないように気を付けないといけないな」

以下略 AAS



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