99:名無しNIPPER[sage]
2018/11/12(月) 15:42:25.78 ID:EoEJLcZAO
13
友英高校、廊下。
小休憩中。
100:名無しNIPPER[saga]
2018/11/12(月) 15:43:07.91 ID:EoEJLcZAO
生活指導「――地毛だろうと、ともかく! お前のような派手な髪をしている者がいると学園の風紀を乱すことになる。明日までに黒髪に染めて来い。分かったな?」
勇者(なんでコイツ、ここまでムキになってんだ。自分がハゲだから妬んでんのか?)
生活指導「なんだ、その顔は。不満があるなら言いなさい」
101:名無しNIPPER[saga]
2018/11/12(月) 15:43:51.62 ID:EoEJLcZAO
生活指導「多少横暴であろうと、俺は生徒を正しい道へと歩ませなければならんのだ」
具源「ユーシャ君の赤髪は確かに目立ちます。しかし、本当に風紀を乱すのですか?」
生徒指導「当たり前だ。アイツが許されて、などとと訴える生徒も出てくる」
102:名無しNIPPER[sage]
2018/11/12(月) 15:45:06.67 ID:EoEJLcZAO
具源「分かりました。では、先生はユーシャ君に髪を黒く染めさせてどうしたいのですか?」
生活指導「ここまで目立つ色だ。他校の荒れた生徒に目をつけられる可能性もある。そうなれば、この高校の評判が悪くなるだろう」
具源「ふふふ」
103:名無しNIPPER[saga]
2018/11/12(月) 15:46:19.98 ID:EoEJLcZAO
具源「ユーシャ君の地毛は赤髪ですよ。黒髪だと、生え際と言え目立つことは間違いありません」
生活指導「しかしだな……」
具源「そして、髪を何度も染めれば痛みます。髪は一生物です。それは先生が一番理解していることだと思いますよ」
104:名無しNIPPER
2018/11/12(月) 15:47:09.88 ID:EoEJLcZAO
モブB「あれあれ、何の騒ぎ?」
モブA「ユーシャ君、何かあったの?」
勇者「変なオッサンに絡まれてな、具源さんに助けてもらったんだ」
105:名無しNIPPER[sage]
2018/11/12(月) 15:47:58.10 ID:EoEJLcZAO
具源「それでは、失礼します」
モブB「ひゃー、やっぱ美人」
モブA「奇跡的なレベルだよねー」
106:名無しNIPPER
2018/11/12(月) 15:49:12.01 ID:EoEJLcZAO
14
雨零宅、夜。
カリカリカリカリ
107:名無しNIPPER[sage]
2018/11/12(月) 15:49:56.36 ID:EoEJLcZAO
雨零「ご、ごめん」
楓『なぁに謝ってんのさ。気にしてないって何度も言ってるでしょ』
雨零「で、でも」
108:名無しNIPPER[sage]
2018/11/12(月) 15:50:45.25 ID:EoEJLcZAO
楓『なぁんで謝ってんのさ。あ、そうそう用事があったんだった。もう、雨零のせいで忘れるところだった』
雨零「ご、ごめん」
楓『今度の日曜日って……あ、試験勉強で忙しいかな? 久しぶりに一緒に買い物しようと思ったんだけど』
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