74:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:02:02.66 ID:mk9u+C2P0
モブA「ほんと、ユーシャ君って面白いね。最初に見たときは変な奴って思ったけど」
勇者「や、やっぱり?」
モブB「そりゃね。内股になって、モジモジとしながら、唇を突きだして、目を泳がせてる上に、何を言ってるのか分からないんだもん。正直、あれはキモかった」
75:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:02:51.48 ID:mk9u+C2P0
モブA「今日見た? オタクのやつ、ラノベに流行りの文学小説のカバーつけて読んでたよ」
モブB「うわ……キモオタが何をしてんのかね。あの容姿で文学読んでてもモテるわけないじゃん。堂々としてる方がマシマシ」
モブA「まあ……」
76:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:03:34.31 ID:mk9u+C2P0
10
勇者「ふふんッ」
ルー「今日は一段とキモイですね」
77:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:04:24.09 ID:mk9u+C2P0
勇者「違うんだって。クラスの女子に聞いたんだけど、普通に温かい家庭らしいぞ」
ルー「いけませんね。こっちでの倫理観ではの話でしょうに」
勇者「いや、違う違う。そう思ったから、どんな感じなのか聞いたらさ。本当に普通の家庭だったんだ」
78:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:05:19.34 ID:mk9u+C2P0
ルー「さすがにそれでは商売にならないでしょう」
勇者「これがなるんだ。この雑誌には女にとって有利なことしか書いてないからな、女性は嘘と分かっててもついつい買ってしまうらしい」
ルー(確かに……私も気づけば習慣になっていました)
79:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:06:16.90 ID:mk9u+C2P0
勇者「厚化粧な女が色んな服を着てるだけじゃん。こんなのが面白いのか?」
ルー「面白いのではなく、タメになると言った感じですかね」
勇者「お、記事もあるのか。なになに、他校の文化祭で彼氏をつくる方法?」
80:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:07:36.76 ID:mk9u+C2P0
勇者「魔王か……」
ルー「魔王様を忘れない。それが貴方にできる償いです」
勇者「まーそうだよな」
81:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:08:22.00 ID:mk9u+C2P0
勇者「なんか、冷凍食品だけだと栄養が偏るらしいな」
ルー「元の世界で粗末な食事しかとってなかったでしょう?」
勇者「うん。美味けりゃ良いんだよ。勇者の身体は一ヶ月は飲み食いなしでも大丈夫だ」
82:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:08:52.26 ID:mk9u+C2P0
勇者「ん?」
ルー「コホンッ、取り乱してしまいました。忘れてください」
勇者「おう、それより早く食おう。美味そうなハンバーグだ!」
83:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:09:38.54 ID:mk9u+C2P0
11
朝
友英高校。
勇者の教室。
84:名無しNIPPER[saga]
2018/11/11(日) 22:10:24.30 ID:mk9u+C2P0
モブB「ねね、こんな子と付き合いたいの?」
オタク「ち、違うよ。ぼ、ぼくは、ぼくを愛してくれる、人なら、大切、に、したい」
モブB「いやいやカッコつけなくて良いから」
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