126:名無しNIPPER[sage]
2018/11/14(水) 17:53:19.97 ID:Y/T4qpNB0
19
中間試験。テスト返却後。
放課後、教室。
モブA「ユーシャ君の平均何点だった?」
勇者「平均ってどうやって求めるんだ?」
モブB「ありゃりゃ、大丈夫かね。どれどれ……うぇ?」
モブA「うそぉぉ、平均84点!?」
勇者「それは凄いのか?」
モブA「凄すぎるよ。なんで!!」
勇者「カンニングを極めただけだ」
モブA「確か、ユーシャ君の隣は……ああ、委員長かー」
モブB「高得点になるわけだ。マジメに勉強した私しゃが馬鹿みたい」
勇者「二人は何点だ?」
モブA「私は71点で、モブBが75点」
勇者「俺の点数が良い方なら、二人も悪くねーじゃん」
モブA「まね、私ら頭良い方だし。でも、驚きだねー」
モブB「ほんとほんと」
勇者「何が?」
モブA「全国統一模試で毎度三桁の雨零がこんな点数をとるなんてね」
モブB「えと、何点だっけ?」
雨零「じゅ、十二点……」
モブB「わは、ヤバくない? どうしたのさ、前日に風邪でもひいたの?」
雨零「う、ううん。こ、今回は苦手分野で」
モブA「うぁー災難だったね。なんせ、今回は罰ゲームがあるし」
モブA「そうそう、オタクとカラオケってね!」
モブB「そんな露骨に嫌がることないじゃん。オタクが咽び泣いちゃうよ」
雨零「うん……」
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