15: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 17:05:29.12 ID:1iL2fWn50
ちひろ「断っていただいても、全然かまわないので!」
時子「……ふん、別にかまわないけれど。先に一つ貴方に言っておいてあげる」
私はプロデューサーと呼ばれた彼を正視する。
時子「貴方の下につくつもりはないわ。私をアイドルにしたいだなんて言う変態の下にはね」
時子「私がアイドルになるときは――私が貴方のご主人様になるときよ。私が貴方を躾けてあげる」
ちひろ「……はい?」
時子「私はアイドルになりたいわけじゃない。ただ、楽しそうだと思ったから、貴方たちに乗せられてあげる。金のために働くなんて馬鹿みたい。所詮は暇つぶしよ、私がこの世界で生きていく間のね」
財前家である私が彼らに使われるなんて、あり得ないことだ。立場は、わからせておくべきだろう。
そんな、一般的に見れば突拍子もないことを言っているであろう私を見据え、彼は「それでは事務所に」と笑った。
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