男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
1- 20
96: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/06(火) 20:33:43.44 ID:xS52Z/Jn0

男(女の気迫の籠もった声に、俺は命令を中止させられる)



女「ねえ、さっきから男君私たちを遠ざけようとしてどういうことなの!?」

男「どういうことも何も、魅了スキルに蝕まれた二人をあるべき姿に戻すためだ」

女「蝕むって……私はそんなこと……!」

男「無い、という言葉に魅了スキルが関わっていないと証明できるのか? 偽りの好意から来ている言葉じゃないのか?」

女「それは……」

男(その言葉は予想外だったようだ。否定しきれない女から、周りのクラスメイトに視線を移す)



男「みんなも今日の女の行動は忘れてやってくれ。あれは魅了スキルによって歪められた行動だ」

女「何で……そんなことを……」

男「どうしてか……それは」

女「…………」

男「いや、知る必要の無いことだな。――命令だ、二人とも絶対に俺を追ってくるな。他のみんなも願わくば俺を一人にしてくれ」

男(感傷的になり口を滑らせそうになった俺は、今度こそ命令をかけて踵を返す。向かうのは広場の外に広がる森だ)



男(色んな感情がごちゃ混ぜになっている)

男(一人になって整理をしたかった)




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
831Res/554.90 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice