男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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503: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/12/04(火) 22:39:05.55 ID:BuxzHRpr0

商会長「……少し考えさせてくれないか」

女(商会長は待ったをかけた)

女(男君が本当にスパイ騒動を解決できるのか、だとしてそれは宝玉の代金と釣り合うのか)

女(もしかしたら何か裏の意図があるのではないか……と色々な計算が巡っているのだろう)



男「すいません、性急すぎましたね。考えが付くまで待ちましょう」

女(男君の表情は相変わらず無だ。何を思っているのか全く読みとれない)



女(会話が止まったところで、女友が口を開いた)



女友「男さん、やっぱり先ほどの受付さんとの話聞いていたんですね。ソファーに座って寝ているように見えましたが」

男「狸寝入りだったからな。やっぱり、ってことは気づいていたのか」

女友「はい。見破るコツは喉です。人間は寝ているとき唾が出ないんですよ」

女友「だから唾を飲み込む仕草があったら、その人は狸寝入りをしているってことです」

男「そうなのか……今後は参考にしよう」



女(へえ、そうなんだ。女友の豆知識を私も脳内メモに書き込む)

女(……って、今の知識男君が知ってたらこの前私が酔ったときの狸寝入りもバレていたよね。危ない、危ない)




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