男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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480: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/30(金) 23:05:47.75 ID:AnSU76xv0

受付「はい。スパイを捕まえることは対処療法でしかありません」

受付「もっと根本的に解決したいとは私はもちろん、会長や秘書さんも同じ気持ちを持っていると思います」

女友「根本的というと……何故捕まえても新たにスパイが出てくるのかってことですね」

女「元スパイだった人に話を聞けば……って、スパイだと認めてないんだったね」



受付「話を聞きに言っても『自分はスパイじゃない!』と開き直られて調査は難航している状態です」

女友「考えられる可能性は、スパイが潜入しているわけではなくて、寝返らせているといったところでしょうか?」

女「例えば新参商会の人が、古参商会の人に『金を渡すから情報を売れ』みたいなことをしているってこと? それなら何人捕まえても終わらない理由が分かるね」



受付「ええ。商会も現在その方向で考えていて、新参商会に対する調査をしているところです」

受付「……あ、これは本当ヤバいので秘密にしてください」

女友「分かりました。しかし…………本当に…………いえ……ですが…………」

女「どうしたの、女友? 何か考え事?」



受付「気になることがあるんですか?」

女友「ちょっと他の可能性について考えたんですが……まあ、あり得ませんね。忘れてください」

女「えー、何? 気になるじゃん」





男「…………」 

男(その後三人は違う話で盛り上がり始めた)

男(恋愛話やこの町で有名な食べ物屋などの話題には興味は無く、今の話について俺なりの考えを練って……)

男(そして結論を出した)




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