男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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272: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/17(土) 21:24:07.19 ID:ys877Mgc0

女友「それで一つ目の宿屋探しですが……この商業都市には多くの宿屋があるみたいですね」

女友「外から訪れる人が多いからでしょうか?」

男「この並びにも二、三軒あるみたいだしな」

女「数が多いとどこを選ぶべきか悩むね。やっぱり安さ重視かな。旅の資金も多くあるわけじゃないし……」



男(現在手元にあるのは女神教に寄付金として集まったものをの厚意により授かった分のみである)

男(しばらく生活する分はあるが、先立つものは多い方がいいし、金さえあれば宝玉を買い取るという選択も出来る)



男(俺が魅了スキルで強奪まがいのことをすれば簡単に金を増やせるだろうが)

男(女が賛成するわけがないし、それに目立つ行動をして魅了スキルのことが広く知れ渡ることは避けないといけない)

男(となると今後金を稼がないといけなくなったら、女と女友を頼ることになるだろう)

男(村の青年に聞いたところ、竜闘士と魔導士の力をもってすれば、魔物退治などで荒稼ぎも楽勝らしい)

男(……二人が稼いだ金で養ってもらう俺は完全にヒモだな、これ)



女友「男さんはどう思いますか?」

男「え、俺?」

女「今晩泊まる宿についてだよ。どこがいいのかな」



男「……ああそれか」

男「そうだな、活気のある酒場が近くにある宿屋を探すぞ」




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