男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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160: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/10(土) 21:53:29.09 ID:hc/kgHeB0

女友「それで女。あなたは男さんが魅了スキルを発動した際に、効果範囲5mの内にいました」

女「はい」

女友「男さんが漏らした言葉から、効果対象の魅力的な異性にも当てはまっているはずです」

女「……えへへ、魅力的だって。男君、私を魅力的だって思ってるんだって!」

女友「そこ、ニヤケない! 真面目な話をしているんですよ」

女「真面目なのかな……?」

女友「とにかく、ここまで条件が揃っているのに、女が魅了スキルにかかっていない理由です。それは――」



女「私が……魅了スキルにかかる前から……元の世界にいたときから、男君をその……す、好きだから……ってことだよね」



女友「それによって魅了スキルの詳細にあった文の一つ『元々対象が術者に特別な好意を持っている場合、このスキルは効力を発揮しない』が当てはまり、そもそも魅了スキルは女に対して失敗していたということですね」



女(普通に考えれば好意を持たれている相手を虜にしようなんて思わない。無駄な手間だからだ)

女(ということで、男君もおそらく重要視していないこの一文こそが私にとって厄介な状況を作っていた)




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