男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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133: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/08(木) 21:56:56.88 ID:INPf73SG0

男「俺は馬鹿だからこいつに襲われてようやく身に染みて分かったんだ。俺のスキルが欲望の対象になるってことに」

男(最初から理解していれば今回の騒動は起こらなかっただろう)



男「これから先も魅了スキルのことが知られれば、その力を手に入れんと狙われることもあるはずだ」

男「そんなときに戦闘能力0な俺を護衛してくれる人がいてくれたら……今回みたいに守ってくれる人がいたらとても心強いと思ってな」

女「じゃ、じゃあ私のパーティーに入ってもらえるの!?」

男「いや、そうじゃないんだ」

女「え……?」



男(断りの言葉を発した俺に、女はまた否定されるのではないかと顔を強ばらせる)

男(そんな顔をさせるのは本意ではなかったが、俺にも男の意地がある。そのまま頷くことは出来ない)

男(つまり、俺は頭を深々と下げて)



男「お願いします。俺を女のパーティーに入れてください」

女「……うん、もちろんだよ!!」



男(飛び上がり全身で喜びを表現する女)

男(それには魅了スキルによってもたらされた好意も関わっているだろうとは分かっていたが……)



男「よろしく頼む、女」

女「こちらこそだよ!!」



男(死の間際にあんな後悔をするくらいなら……少しくらい人を信じてみるかと俺は手を差し出し、女が握り返すのだった)






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