男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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127: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/08(木) 21:43:35.43 ID:INPf73SG0



男「ははっ…………おまえ、なんかに………言われなくても………………分かって……るんだ、自分でも」

男「…………そもそも……傷つくのおそれて、誰も信じない俺が………………」

男「お互いを信じ合う、関係を………………作れるはずが無いって、そんなことくらい……!!」



イケメン「今さら後悔か! 遅い、遅すぎる!! その教訓は来世にでも生かしてくださいねぇっ!!」

イケメン「今世は僕に尽くす道具として働いて貰うからさぁ!!」



男(苦痛と酸素の欠乏により麻痺した思考が、もう全てを諦めようとしていた)

男(いいじゃないか、こいつの道具になることくらい)

男(どうせ生きてたっていいことはない)



男(分かってるのに……ああ、そうだ。さっきイノシシ型の魔物に襲われたときも思ったが、どうやら俺は諦めが悪いようだ)

男(何がそこまで俺をかき立てるのか)



男(そうだ、俺は恋愛アンチになっても捨てられない理想……)

男(いつかこんな俺の全てを愛してくれて、俺も全てを愛することが出来る……そんな相手が現れてくれないかと思っているんだ)

男(もちろん自分から誰も信じない俺はその土俵にも立てない。宝くじを買っていないのに、3億円で何をするか考えているような馬鹿だ)





男「こんなことなら……俺は…………誰かを……信じて…………みるべきだったな……」

男(今さらな言葉が宙に消えようとした――そのとき)






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