男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」
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106: ◆YySYGxxFkU[saga]
2018/11/07(水) 20:13:35.82 ID:YRuZMajN0



男『好きです! 付き合ってください!!』

『……あー、勘違いしちゃったか。女慣れしてなくてからかうの面白かったよ、おもちゃ君』



男(中学生、思春期というのは恋愛事に非常な興味を持つ世代だ)

男(俺たち二人だけの出来事だったはずの告白失敗は、当然のように多くの人に広まった)

男(ボッチな今と違って、あのころは友達がかなりいた。その全員から同じような質問を受けた)



『なあ、おまえ告白失敗したんだって?』

男(ニヤニヤとしながら、興味津々であることを隠そうとせずに)

男(嬉々として人の傷を抉ろうとする彼らが、得体の知れない怪物のように思えて、その質問全てを無視して縁を切った)

男(こうして俺は人間関係の全てを放り出した。これ以後の中学三年ずっとボッチで通した)

男(高校は遠くに進学したため、今のクラスメイトに当時のことを知るものはいない)

男(リセットしたこの場なら新しい友達を作ることも出来ただろうが、長年のボッチ生活が災いして、俺は人間関係を作るのに億劫になっていた)

男(高校でもボッチが続いているのはそういう理由である)




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