1:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:15:14.84 ID:TjQuvOifO
まどか(ワルプルギスの夜を倒したあの日から、私の心にはぽっかり穴が空いたようだった)
まどか(例えるならそれは、引き裂かれる様な痛みで、かけがえのない何かで)
まどか(私はきっと、絶対に忘れちゃいけない何かを忘れてしまった)
まどか(きっと、ずっとこのモヤモヤと付き合っていくんだ、そう考えると気が滅入る)
まどか(そう思っていたのも最初のひと月だけで、今はもう、こういう1人の夜にふと思い出すだけになった)
まどか「私は一体、何を忘れてしまったんだろう」
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:19:14.25 ID:TjQuvOifO
杏子「お、まどか」
まどか「杏子ちゃん、おはよ」
杏子「案外久しぶりか?」
3:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:23:38.30 ID:TjQuvOifO
杏子「ま、しかし案外なんとかなるもんだよな、あれだけ人が死んで、あれだけ建物がぶっ壊れても、こうして普通の街っぽく振る舞えてんだからさ」
まどか「どう、かな…振舞ってるだけに見えるけど」
杏子「それでもさ、立派なことさ」
4:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:26:18.41 ID:TjQuvOifO
まどか「こんにちわー」
マミ「あら、鹿目さん、いらっしゃい」
まどか「こんにちわ、マミさん」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:28:34.92 ID:TjQuvOifO
杏子「いやー、いつ食ってもマミのケーキは美味いな」
さやか「うんうん、店に出しても文句なしですよ」
マミ「もう、褒めすぎよ」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:33:26.18 ID:TjQuvOifO
さやか「まどか?」
まどか「…ううん、なんでもないの」
まどか「ただ、ちょっと、何か…」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:37:38.26 ID:TjQuvOifO
まどか「ただいま」
知久「おかえり、まどか、お風呂湧いてるよ」
まどか「うん、ありがとう」
8:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:40:04.51 ID:TjQuvOifO
QB「もうキュウべぇとは呼んでくれないんだね」
まどか「…そうだね、あなた達のことは、そう呼ぶことに決めたよ」
まどか「嘘の名前で呼んだって、あなた達もしっくり来ないでしょ?」
9:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:44:16.63 ID:TjQuvOifO
まどか「…?」
QB「それなんだ、まどか」
QB「君は僕らと絶対に契約をしようとはしない、まぁ、素質があっても契約をしたがらない子は沢山いる、それはいい」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:47:28.56 ID:TjQuvOifO
まどか「…そっ…れは…」
QB「君は賢明で聡明だと認識している、だから既に予想はついているだろう」
QB「その答えは、きっと君の中にある、君が、常々感じている違和感の中にね」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/10/28(日) 11:52:49.08 ID:TjQuvOifO
QB「何に対して違和感を感じるか、妙な引っ掛かりとやらがどういう状況で訪れるか僕らに報告して欲しい」
QB「それを元に、僕らは推論を立てる」
QB「観察とそれからなる予測は、僕らの得意分野だよ」
12:名無しNIPPER[sage]
2018/10/28(日) 14:36:29.63 ID:lKyxerFWo
なんだこれ
期待したかねえ
13:名無しNIPPER[sage]
2018/10/28(日) 18:56:32.54 ID:nkqfaGCOO
いいねェ…
14:名無しNIPPER[sage]
2018/10/28(日) 21:38:24.16 ID:emYzRf5s0
あら良さげ
>>12 1文字間違えると文意変わっちゃってるから!!
15:名無しNIPPER[sage]
2018/10/28(日) 21:41:18.58 ID:lKyxerFWo
マジだ言われて気づいた
期待しかねえぞ!
16:名無しNIPPER[sage]
2018/10/28(日) 21:43:54.41 ID:DjLMaLYzO
乙
このまどか覇王の魂持ってない?
17:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 01:18:29.34 ID:Fqo7yoa9O
まどか「…」
まどか(…まただ、一人でいるとまたこの思考に陥ってしまう)
まどか(穴がぽっかり空いたような、自分が地に足着いてないような)
18:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 01:21:49.84 ID:Fqo7yoa9O
さやか「お待たせ、まどか」
まどか「うん、ごめんね、こんな夜遅くに」
さやか「どうって事ないよ、それよりどうしたの?…随分と落ち込んでるように見えるけど」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 01:25:24.33 ID:Fqo7yoa9O
まどか「ワルプルギスの夜を超えたあたりから…急に感じ始めたの」
まどか「ふとした時に感じる不安感、違和感…それを、私はずっと感じてる」
まどか「…皆といる時も…ううん、皆と居る時が1番辛いの」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 01:29:10.56 ID:Fqo7yoa9O
さやか「…」
さやか(…まどかは何かを忘れてる…そう言った)
さやか(それがワルプルギスの夜を境に現れたのなら、きっとそれは魔法少女に関することのはず)
21:名無しNIPPER[saga]
2018/10/29(月) 01:34:11.28 ID:Fqo7yoa9O
まどか「…私が感じる、私の中の…」
まどか「…ダメだ」
まどか「あと少しなのに、思い出せない」
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