6: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2018/10/17(水) 00:18:46.96 ID:mLeBP0lF0
彼女の視線は、俺のデスクの横に設置されているゴミ箱の中身に向けられている。
今日はゴミの日だったのもあり、ゴミ箱の中身は意外と少ない。
紙くずが少しと、昼間のゼリー飲料の空容器だけである。
彼女の口から、大きめのため息がこぼれる。
「またこんなものに頼って……ちゃんとご飯食べてるの?」
「……」
ゼリー飲料の容器を指でつまみ上げ、彼女はじとっとした視線を俺にやる。
何も返す言葉がございません。
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