モカ「あたし、泣くと思うよ〜?」
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17: ◆hvVUYTmsCIUZ[saga]
2018/09/03(月) 00:24:58.79 ID:eARP+2sV0
 男はモカを乗せ、車を走らせた。数時間かけて、家まで送り届ける。あともう少しで家に着くところだ。


男「ごめんな、モカちゃん。今日はおじさんのせいで大変な一日になってしまったな」

モカ「いいよ〜。気にしないで。あたし、今日は楽しかったから。誘拐されるなんて、新鮮な経験だからね〜」


 男がモカを乗せ、モカの家の前までたどり着いた。

 玄関前にはモカの母がいる。

 出張中の父には誘拐の件を伝えていないらしい。

 男は九十九里で電話で誘拐の計画の中止を伝え、

 モカを無事に送り届けることをモカの母に約束した。

 モカの母もモカの身を案じ、

 誰にも誘拐の件は言っていなかったことを教えてくれた。


モカの母「モカ!」

モカ「ただいま〜、お母さん」

 夜の10時、およそ12時間ぶりにモカは家に帰ってきた。

 それでもマイペースに振る舞う。

 母を安心させるため、という理由があるようにも思えた。


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