2: ◆fp.bjjsetM
2018/09/02(日) 03:55:02.48 ID:VnCleDlG0
車のトランクに荷物を押し込み、キーを回した時に雨は降り始め、長野安曇野のに着いたころには土砂降りになっていた。
実家には兄貴の白軽トラと名古屋ナンバーの姉貴のセダンが泊まっていた。軒先には盆提灯が吊るされていた。
兄「お、おう!やっと着いたか。お疲れ様。とりあえず上ってゆっくり休めよ。積もる話もある」
兄貴の案内で二階の和室に上がった。かつて、そこは自分の部屋だった。
兄「さっき姉貴が死化粧をして納棺が終わったところだ。とりあえず明日の通夜の準備は大丈夫だ。」
男「そっか。全然手伝えなくて申し訳ない」
兄貴はおもむろに一升瓶をだし、紙コップに注いだ。
兄「飲め」
こういう時は完敗みたいに一気に飲むものじゃぁないよな…そう思いながら一口だけ口をついた、
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