67:名無しNIPPER
2019/01/21(月) 23:42:31.43 ID:7G5Zt0bO0
理樹(それはいつものように練習へ向かった時のことだった。その日の僕は体操服をカバンに詰めるのを忘れて謙吾や真人には先に行ってもらったから、一人でそのグラウンドに来たんだ。だから今見ているこの光景がどうやって出来たかなんて全く予想もつかなかったね)
クド「わふわふわふぅ!真人さんのこのハジける筋肉!素晴らしいですーっっ!」
真人「わはははっ!やめろよっ!こそばゆいだろっっ」
恭介「・・・・・・」
謙吾「・・・・・・」
理樹(説明すると、まるで3年ぶりに主人が帰って来た飼い犬のように真人の腹筋に懐くクドとくすぐったがる真人。それを見て眉間に皺を寄せてどうしたものかと唸っている謙吾と恭介の光景だった)
クド「わふわふぅ!」
理樹「こ、これはいったい・・・」
理樹(ショックを無理やり頭の片隅に置いて立ち尽くす恭介に聞いた)
恭介「チ、チクショウ・・・そんなの俺が聞きたいくらいだ・・・!」
謙吾「一つ言えるのはクドの真人に対する好感度が明らかに昨日の比ではない事。そして真人がまったくそれに気づいていないことだな」
鈴「おーす」
恭介「げっ、鈴!」
理樹(そんな混乱のさなか、鈴がスズの音を鳴らして更衣室の方向から走ってきた。恭介や僕らならともかくこの光景を鈴に見せるのは色々とまずい気がするので僕は彼女の前で反復横跳びをすることで視線を逸らした)
理樹「ふんふんふんッ!やあ鈴!今日もキマってるね!!」
鈴「ど、どうしたんだいきなり・・・今日の理樹は変だぞ?」
理樹「いやあハッハッハ!なんだか急に反復横跳びにハマってね!鈴もどう!?楽しいよっっ!!」
鈴「キモいからいい」
理樹「き、きも・・・」
理樹(軽くショックを受けたが、そのお陰でこの間に恭介は上手いこと2人を物陰に誘導させることに成功していた)
恭介「せっかく着替えてもらって悪いが鈴、今日の所は練習を中止させてくれ!どうも今日はグラウンド点検の日だったらしいんだ!」
鈴「何ィ!?それは本当か恭介?」
恭介「ああ、悪いが他の更衣室で準備している皆にも言っておいてくれないか?」
鈴「あ、ああ・・・分かった」
タッタッタッ・・・
恭介「ふう・・・とりあえずはなんとかなったか・・・」
「わふわふぅ!!」
「おわぁっ!どこ触ってんだクド公!?」
謙吾「・・・とりあえずは・・な」
理樹「うん・・・」
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