柳瀬美由紀「新しい朝がいつものように始まる」
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1:名無しNIPPER[sage]
2018/08/28(火) 06:47:47.71 ID:AJfffS/S0
 こんにちは、あたし、柳瀬美由紀です! あたし、お父さんに東京にいる知り合いの所でお世話になりながら“けんぶん”を広めなさいって言われて1人で東京に来たの!
東京って人がたくさんいるからすぐに迷っちゃう! でね、お父さんの知り合いっていうのがアイドルのプロデューサーで住むところがアイドルの寮だったの。
そこに住んでる子たちはみんな可愛くって楽しそうだったの! あたしもそういう風になりたいから、プロデューサーさんにお願いしてアイドルにしてもらったの!


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2:名無しNIPPER[sage]
2018/08/28(火) 06:49:16.24 ID:AJfffS/S0
 アイドルになってからは、大変なことも一杯あったんだ。レッスンは厳しいし、学校の勉強についていくのも精一杯! ミニライブでお客さんの反応が少なかったときも悲しかったなぁ。
 でもね? あたし泣かなかったよ。……あの時までは。



3:名無しNIPPER[sage]
2018/08/28(火) 06:50:27.35 ID:AJfffS/S0
 きっかけは、同い年の三好紗南ちゃんがゲームで遊んでいた時だったと思うの。
あたし、道内にいた頃知り合いの旅館のゲームコーナーで古いゲームで遊んだことがあるんだ。
その話をしたら紗南ちゃんすっごく興味持って、今度帰省するときは一緒に連れてってーって目をキラキラさせながら言ったの。
それを横で聞いてたプロデューサーが、「……今度企画するのもありか」ってぼそって言ってたの。
 そのことがあってから少し経って、夏休みが終わる少し前、あたしたちはプロデューサーに呼ばれたの。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 06:51:35.05 ID:AJfffS/S0
「わざわざ呼び出して悪かったね。2人とも、宿題はもう終わったかい?」
「……数学があと少し」
「あたしもまだ少し残ってるかな。あ、でも始業式には間に合うよ!」
「そっか。実は2人にとある仕事がきていてね。それが夏休み最後の週末なんだ。30日までには仕上げておいて欲しいんだ」
「ってことはリミットは29日!? うわぁ、終わるかなぁ」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 06:52:49.88 ID:AJfffS/S0
「紗南、前に美由紀と一緒の仕事の時に美由紀の地元にある旅館のゲームに興味を持っていただろう?」
「うん! 美由紀ちゃんの説明聞く限り、今ではかなりレアな筐体ばっかりだもん!」
「へー、そうなんだ。みゆき、ゲームは詳しくないからなぁ」
「そこでだ。その旅館に実際に行ってみようじゃないか」
「本当!?」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/28(火) 06:53:34.40 ID:AJfffS/S0
 その時説明された番組の内容は、東京から電車で、途中で古いゲームが置いてある所で遊んだりしながら北海道に向かうっていうもの。
北海道に着いたらまずあたしの実家に挨拶に行って、その後旅館でゲーム。うちの工場を見学して東京に戻る。
……うん、おかしくは無かった。移動に時間を多くとってるな、くらいは思ったかもしれないけど、変だとは思わなかったもん。
 ……そして、運命の朝。



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