2:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/27(月) 22:14:37.53 ID:y0UYjy3Z0
ころんと雲の上に寝転がってみました。
なんとなくひんやりとして、ずっとこのままこうしていたい気分でした。
青空はどこまでも広く高く澄み渡っていました。
夏の終わりの空を見ているうちに、乃々はどうしてもこの心象を残しておきたいという衝動にかられました。
詩でも、絵でも、写真でも彫刻でも構いません。
とにかくこの瞬間を切り取って、明日か明後日あるいは来年の乃々自身が思い出せるようにしたかったのです。
ですが、ここは雲の上。
筆もスケッチブックもありません。
乃々は途方に暮れてしまいました。
ふと、乃々の顔の上に陰が落ちてきました。
「あ、乃々ちゃん。こんなところにいたんですねぇ〜♪」
その陰は日菜子のものでした。
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