344: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/12/05(水) 00:28:43.05 ID:6mh9KJLK0
患者の診療結果が纏められた紙が机にある。
そこに記載された情報は私の知らない人物のモノだった。
女医「気付いて……いや、気付かない訳が無いか」
女医「……端的に言おう。君は精神を患っている」
眼鏡「私は至って健康ですよ?」
女医「いつからかは解らないが、君は自分の事を別の誰かだと心の中で偽り始めた」
女医「その対象は羨望を抱くに値したのかは私にとって不明だが――」
女医「君にとって何か特別な部分があったのは間違いない」
眼鏡「私は……私です」
女医「……」
女医「今まで表面にこそあまり出なかったが故に社会的問題を問われる事は無かった」
眼鏡「な、何もしてません」
女医「余程強いストレスに晒されたんだろう。君は偽ろうとした本人に危害を加えた」
眼鏡「止めて下さい!」バッ
女医「………」
眼鏡「誰か知らないけどっ…! 私はそんな事してないです……してないですから!」
女医「……重傷だな」
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