334: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/12/05(水) 00:07:24.72 ID:6mh9KJLK0
それから迷医さんに宥め賺されるようにして問答は続きました。
暗示療法……とでも言うのでしょうか。
考えを聞いている内に、自然と不安が和らいだ気がします。
今思えば最初のいい加減な対応も、彼女の持つ手段の一つだったのでしょう。
通院するたび、彼女は私の感情を様々な方法でかき乱し、あるべき姿へ整えてくれました。
ある時は、私を多感な時期の学生である。だから支離滅裂な言動をしたくなる時もあるんだ〜と言ったり。
またある時は、麦茶ではなくめんつゆを湯呑に注いで飲ませようとしたり。
そのまたある時は、私の友人のオフと同じ格好で友人と話しているつもりで受け答えをしてと無茶を言われたり。
そうして私は……
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