23: ◆akTsNxs6xE
2018/08/18(土) 18:15:24.40 ID:R0OKRz5m0
ベニー「へー、ホテル・モスクワにメイドまで来たのかぁ。今日ほど事務所で留守番しててラッキーだったって思える日は後にも先にもないだろうね」
レヴィ「本当に貧乏くじだったぜチクショウ。あのクソメイド、また人様の顔面しこたま殴りやがって。今度会ったらぜってー蜂の巣じゃ済まさねー!」
ロック「今日一日お疲れ様。レヴィ。ハイこれ」
レヴィ「あん? なんだそりゃ。暴力教会からの小切手か?」
ロック「違うよ。あの後、子供たちから預かってきたんだ。君に渡してくれって」
レヴィ「……なんだこりゃ? 手紙か?」
『たのしかったよ! ありがとう! またいっしょにあそんでね!』
レヴィ「ヘッタクソな字だな。それにこのブサイクな絵はあたしか? 似てないにも程があるだろ」
ロック「どうだい? 子供も悪くないだろ?」
レヴィ「ハン……だからガキは苦手だよ。こんな一銭の価値もねー紙切れでチャラになると思ってる辺りがな。あたしはもう寝る。思い出しただけでムカっ腹が立つぜ」
ギィ、バタン!
ベニー「珍しいこともあるもんだ。あそこまでボコボコになったってのに、随分機嫌が良さそうだったね」
ロック「一銭の価値もない紙切れを後ろのポケットにちゃっかり仕舞ってたからね。彼女なりに何か思うところがあったんじゃないかな」
ダッチ「俺としては、また依頼を受けるのはやぶさかじゃねぇぜ。花壇や植栽の様子も定期的に見てやらねーといけねぇからな」
おわり
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