23:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:12:13.11 ID:1GTbjVIF0
翌日
みほ(電車が揺れる、時間はお昼前、人の数はまばらなのに、私のことを見つめない人はいない)
24:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:14:38.88 ID:1GTbjVIF0
みほ(それでも、黒森峰の地位を確立した家の子供だから、それも、みんな知ってて)
みほ(だから、露骨に嫌味を言ってくる人はいない、ひそひそと、こちらに聞こえないように)
25:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:15:58.94 ID:1GTbjVIF0
みほ「黒森、峰...」
みほ(黒森峰学園艦の最寄りに降りて、それを見上げる)
26:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:17:23.12 ID:1GTbjVIF0
みほ(タラップの入口には、門が立っている)
みほ(ベルリンのブランデンブルク門をイメージした、大きな大きな門)
27:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:19:19.48 ID:1GTbjVIF0
みほ(この門を戦車でくぐるのがみんなの夢だった、私も、少し悔やんでる)
みほ(1年間、敗者としてくぐった門、でも、今回は敗者としてじゃない)
28:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:21:49.24 ID:1GTbjVIF0
エリカ「久しぶりの黒森峰はどうかしら」
みほ(ふと、声を掛けられる、顔を向けると、同行をお願いしたエリカさんの姿があった)
29:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:23:45.15 ID:1GTbjVIF0
エリカ「あなたのことだから、てっきり恐れをなして逃げたかと思ったけど」
みほ「伝えないといけないから、感謝も、謝罪も」
30:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:26:02.96 ID:1GTbjVIF0
エリカ「ほら、行くわよ」
みほ(エリカさんに手を引かれて、凱旋門が私達を迎え入れてくれる)
31:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:28:26.99 ID:1GTbjVIF0
みほ(タラップのすぐ前、船の縁、潮風が髪を徒に乱して)
みほ「皆さん、お久しぶりです...」
32:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:31:34.59 ID:1GTbjVIF0
みほ(エリカさんは呆れたような表情、小梅さんは困ったような表情で私を慰める)
みほ(みんなも苦笑いであったり、優しい表情であったり、少なくとも、睨むような人はいない)
33:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:32:27.04 ID:1GTbjVIF0
エリカ「ほら、みほ、みんなに言うことあるんじゃないの」
みほ「あっ、えっと、その、みんな、今日は集まっていただいてありがとうございます」
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