14:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 14:56:54.92 ID:1GTbjVIF0
まほ「みほが泣きながら、ですか、そうすると十中八九、黒森峰時代のことじゃないでしょうか」
しほ「私の戦車道が間違ってるのか、と言いながら泣いてたわ」
15:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 14:58:13.04 ID:1GTbjVIF0
みほ「...ん、おかあ、さん」
しほ「おはよう、みほ、まほも帰ってきてるわ」
16:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 14:59:51.81 ID:1GTbjVIF0
まほ「みほ、辛いかもしれないが、教えてほしい」
みほ「おねえ、ちゃん...」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:00:55.83 ID:1GTbjVIF0
まほ「それを私が学んだのが、みほの戦車道からだ、それほどみほの戦車道は芯が強固だと思う」
まほ「そんな戦車道を、他の誰でもないみほ自身が悲観する姿を私は見たくない」
18:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:02:28.61 ID:1GTbjVIF0
みほ「...私、知らなかったの、戦車道にあれだけ、お金がいるって」
まほ「黒森峰は、確かに年間の会費も大きな額だから、余計に必要だろう」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:04:22.15 ID:1GTbjVIF0
まほ「誰に、言われたんだ」
みほ「今、黒森峰の子、二つ上の先輩の、妹さん」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:05:48.22 ID:1GTbjVIF0
しほ「...折角のゆったりとした帰省だから、みほには気楽に過ごしてほしい、けど」
まほ「9月末だからな、もしかしたら、大学が休みの先輩方もいらっしゃるかもしれない」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:07:05.85 ID:1GTbjVIF0
みほ「...でも、私、みんなにありがとうって伝えないといけないから」
みほ「お母さんにも、お姉ちゃんにも、それに、黒森峰のみんなにも、」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:08:43.23 ID:1GTbjVIF0
まほ「何かあったら、いつでも力になるからね」
みほ「うん、ありがとう、お姉ちゃん、それにお母さんも」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:12:13.11 ID:1GTbjVIF0
翌日
みほ(電車が揺れる、時間はお昼前、人の数はまばらなのに、私のことを見つめない人はいない)
24:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:14:38.88 ID:1GTbjVIF0
みほ(それでも、黒森峰の地位を確立した家の子供だから、それも、みんな知ってて)
みほ(だから、露骨に嫌味を言ってくる人はいない、ひそひそと、こちらに聞こえないように)
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