29: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:23:35.66 ID:AovbDseq0
レナ「この前も突然近づいてきてね、「私、人見知りなんです。でも、コミュニケーション力の高いレナさんのおかげで、少しフランクに話してみようかと思うようになったんです」って」
P「はい、それで?」
30: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:24:30.65 ID:AovbDseq0
P「あ、茄子ちゃんのことです」
レナ「ああ…うん。確かに、あの子の強運は天性のものね。理屈で片付けられないもの」
31: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:24:59.85 ID:AovbDseq0
レナ「大きく勝てないなら、小さく勝てばいいの。欲張らずに、ね。そうしたらたまに勝利の女神がこっちに微笑んでくれるの」
P「…やっぱりすごいですね、レナさんは」
32: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:25:36.92 ID:AovbDseq0
P「カッコいいなあ、レナさんは…それに結局、弱点らしい弱点じゃないじゃないですか。可愛いもんですよ」
レナ「ふふ、それがね、ひとりだけいるのよ。どうしても勝てない。なのにそれに気づいてもいない人がね」
33: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:26:10.47 ID:AovbDseq0
P「どんな人なんですか? それこそ、勝負師の人とか?」
レナ「うん、勝負師、ね……そうとも言えるかも」
34: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:26:38.06 ID:AovbDseq0
P「…はい」
レナ「ふふ、それはね。あなたがよく知ってる人よ。生まれてからずっとね」
35: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:27:05.08 ID:AovbDseq0
レナ「ふふ、せーかい♪」
P「え、いやいや、そんな。俺、レナさんに負けてばっかりじゃないですか。勝負師なところなんてないですし」
36: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:27:36.85 ID:AovbDseq0
P「なんだか不二子ちゃんみたいな人だなあって」
レナ「不二子ちゃん?」
37: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:28:12.23 ID:AovbDseq0
P「それに、ディーラーをしてる姿がなんだかとてもイキイキしてて輝いて見えたんです。完全に、一目惚れというか。「この人がアイドルとして輝いてる姿を見たい」と思って」
レナ「…うん」
38: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:28:55.25 ID:AovbDseq0
P「確かにコイントスには勝ちましたけど…確率は半々ですし」
レナ「コイントスの前よ。私に「この人と勝負をしたい」と思わせた時点で、あなたの勝ちなのよ。私だって、誰彼構わず勝負する気はないわ」
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