22: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:19:10.92 ID:AovbDseq0
P「俺の知る、レナさんとはちょっと違いますけど…でも、そんなレナさんも可愛いです。普段は弱点の見えない人だから」
レナ「あら、そう?」
23: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:19:49.27 ID:AovbDseq0
P「なんだろう、レナさんの弱点って」
レナ「そうね、例えば」
24: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:20:20.64 ID:AovbDseq0
レナ「ほら、雪美ちゃんが「まほうつかい」って言ってくれたり、ユッコちゃんが「サイキック」…まあ、マジックというか、テクニックだけど…って言ってくれたりすると、「もっとすごいのを見せて喜ばせてあげたいな」って」
P「ユッコちゃんは子どもといっていいのかわかりませんが…確かに、レナさん子ども好きですよね」
25: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:20:46.94 ID:AovbDseq0
レナ「あらそう? なら、そうね……あ」
P「あ?」
26: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:21:30.24 ID:AovbDseq0
P「だってレナさんの好きな漫画って」
レナ「…ああ、確かに同じ名字だけど。だからって私はそんなにすごい女じゃないわよ。ただの元ディーラー、現アイドル」
27: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:21:57.66 ID:AovbDseq0
レナ「怖いものを見てる時の礼の顔、あれは弱いかもね…ふふっ、いつもいいオンナオーラ出してるのに、ちょっと怖いものが絡むとあんなに顔青ざめて…」
P「本人は本気で怖がってるんですけどね。だからこそ、いつものギャップで心霊番組のオファーが増えちゃうんですけどね」
28: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:22:28.77 ID:AovbDseq0
P「……あ! まさか」
レナ「そ。そのまさか」
29: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:23:35.66 ID:AovbDseq0
レナ「この前も突然近づいてきてね、「私、人見知りなんです。でも、コミュニケーション力の高いレナさんのおかげで、少しフランクに話してみようかと思うようになったんです」って」
P「はい、それで?」
30: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:24:30.65 ID:AovbDseq0
P「あ、茄子ちゃんのことです」
レナ「ああ…うん。確かに、あの子の強運は天性のものね。理屈で片付けられないもの」
31: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:24:59.85 ID:AovbDseq0
レナ「大きく勝てないなら、小さく勝てばいいの。欲張らずに、ね。そうしたらたまに勝利の女神がこっちに微笑んでくれるの」
P「…やっぱりすごいですね、レナさんは」
32: ◆dOYH2O5oOo[sage]
2018/08/18(土) 11:25:36.92 ID:AovbDseq0
P「カッコいいなあ、レナさんは…それに結局、弱点らしい弱点じゃないじゃないですか。可愛いもんですよ」
レナ「ふふ、それがね、ひとりだけいるのよ。どうしても勝てない。なのにそれに気づいてもいない人がね」
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