16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/17(金) 13:48:19.03 ID:P0z5mZ13O
「…一緒に遊びに行ってください。アイドルとしてでも子どもでもなく、一人の女の子の相手として。」
あのステージの次の年、本当に決めたんだろうな。
自分が俺を手に入れるんだって。
レッスン着で、汗も拭かずにそう言ってくれた。上気した顔は激しいレッスンのせいだけじゃなくて、俺は、そこに女の子を見てしまったんだよな。
首になる、いやそれどころか信じてくれた幾人もを裏切ると解ってても、欲望に負けたんだ。
約束の日に目いっぱいオシャレした君は最高に魅力的でさ、何度タガが外れかけたかわかんないよ。
一線は超えなかったけれど、アイドルとプロデューサーの関係としてはアウトになったな。
結局この日の後も二人で出かけて、よりにもよって俺から告白するんだから。
信じられないよな、何歳も下の、しかもアイドルに。
でも、嬉しそうな君をみたらこの先何があっても守るって思えたんだ。
もちろん関係は全力で秘密にした。
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