男「鬱だ死のう」死神「命を粗末にしてはダメよ!」
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5:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:45:01.86 ID:MV2IJl3D0
縊鬼「あらヤダ、あんた死神なの? やーね、あたしの邪魔をしに来たわけ?」

死神「貴様のやっている行為は、我々死神の職分に対する妨害行為なのよね。魂の管理者は死神だけで十分よ」

縊鬼「こんの小娘が、イキがってるんじゃあないわよ! もともとはあたしたちの方が格上だったってのに!」

死神「ふーんそうなの。でも中国で名を馳せていた時代に比べたら随分と落ちぶれたんじゃないの? 今じゃただの妖怪風情になり下がってるしね」

縊鬼「ッ! くぉんのクソガキが! ブチ殺すぞ!!」

死神「やれるものならやってみなさいよ!」

男「えーと、……ちょっといいか」

死神「何よもう。今取り込み中なの、後にしてくれない?」

男「お、俺はさっき……そこの黒髪ロングニューハーフ系般若顔クリーチャーに……操られて?」

縊鬼「そうよぉ。……一目惚れだったの。あらヤダ、言っちゃった……恥ずかしいっ!」

男「」

縊鬼「それでね、一緒に心中したくてしたく仕方なくてぇ……『首をククレククレ』って念を送ってたの。それ用の縄も用意しておいたし」

死神「心中? 人間だったころの貴様はもうとっくに死んでるでしょ?」

縊鬼「ええそうよ? だから何? あたしは気に入った男のヒトに添い遂げて……一緒に首を吊ってイクのが唯一の楽しみなのよ! 悪い!?」

男「あ、あなおそろしや……」

死神「始末に負えないわ。その業の深い魂――私が狩り取ってあげる」

ダッ

縊鬼「ニヤリ」

パリーン

男「やったか!?……って窓ガラスがーっ! 鎌って普通に物理攻撃かよ!?」

死神「――消えた?」


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