海未「『ひとりぼっち』の、君となら」
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199: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 17:54:17.62 ID:L0ciGIt40
目が覚めると、どこまでも真っ白で、自分の影さえ見つからない。

そんな世界にいた。

目の前では、古びたアナログテレビがエンドロールらしきものを垂れ流している。

遠くには何故か、ハサミが落ちていた。

海未「…ここは」

海未(確かに私は…)

――――――――――

「…あっ…がっ……はっ…はあっ…!」

――――――――――

海未「…刺された」

でも、そこまでの記憶が無い。

首元を触っても何の異常もなく、何故か着ていた制服に血がついているわけでもない。

何故か、『ハサミで首を刺された』という事実だけを知っている。



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