83:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/16(木) 16:08:08.09 ID:1RkWeFQA0
――白金家 燐子の部屋――
友希那(紗夜の部屋を後にした私は、今度は燐子の部屋に訪れた)
友希那(もう夜中の1時過ぎだ。流石に燐子の部屋の明かりは消えていた……けど、ベッドの枕元に小さな光が灯っていた)
白金燐子「お化けなんていない……お化けなんて……」
友希那(どうやら燐子がベッドに横になってスマートフォンをいじっているみたいね)
友希那(それにしても、お化けなんていない? って呟いているみたいだけど……どうしたのかしら)
燐子「あの声は……きっと宇田川さんが……イタズラしただけ……」
友希那(……何か心霊特集のテレビ番組でも見たのかしらね。冷房もかけていないのに、布団をかぶって震えているわ)
友希那(怖がっているのならどうにかしてあげたいけど……今の私に出来ることって何かあるかしら)
友希那『……紗夜みたいに添い寝してあげましょうか』
友希那(呟いて、燐子の傍に寄り添う)
燐子「ひゃっ……急に……寒気が……」
燐子「まさか、あ、あこちゃんが……言ってたみたいに……!?」
友希那(声もかけてみましょうか)
友希那『燐子、大丈夫?』
燐子「きゃぁっ」
燐子「い、今の声……!?」
友希那『……どうしたのかしら、そんなに震えて?』
燐子「ひっ、やっぱり聞こえる……!」
燐子「き、きっと……あこちゃんに意地悪して怖い話をしたから……」
燐子「ごめんなさい、ごめんなさい……!」
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