131:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/19(日) 13:08:01.16 ID:L7rMXKsm0
こころ「美咲のホントの気持ちよ! 美咲がここに来れないのは、あたしはお腹が痛いのかしら、って思ってたんだけど、みんなは絶対違うっていうから気になってたの!」
こころ「あ、でも今、拗ねていたり意地を張っていたって言っていたわね? それってどういうことかしら?」
美咲「それは……ごほん!」
美咲(あたしは大きく咳ばらいをする。これから言うことは、本当にあたしが人生で真面目に発することなんて絶対にないと思っていた言葉だ)
美咲(噛むわけにも裏返る訳にも、照れに負けて曖昧に言うことも許されない)
美咲(自分に気合を入れて、大きく息を吸う。そして口を開く)
美咲「あたしは、こころのことが大好きだからだよ」
こころ「大好き?」
美咲「そう。もちろんこころだけじゃない。花音さんも、薫さんも、はぐみも……あと一応ミッシェルも……『ハロー、ハッピーワールド!』が大好きなんだ」
花音「み、美咲ちゃん……」
薫「ふふ、私もみんなのことが好きさ」
はぐみ「うん! はぐみもだーい好きだよ!」
美咲「だから、だからね、こころ?」
美咲「こころがあたしたちの元から遠くに行っちゃうのが嫌なんだ。簡単に会えなくなるのが本当に寂しくて、嫌なんだ」
美咲「こころにとってはすぐそこで、たった1年のことかもしれないけど……あたしにとってのそれは、今生の別れにも思えるくらい……辛くて寂しいことなんだ」
美咲「それなのにこころは何にも悩まず、みんなに相談もしないで決めちゃうから……こころにとってハロハピって、そんなに軽いものなのかなって……裏切られた気持ちになっちゃったんだ」
美咲「世界を笑顔にするどころか、自分自身が笑顔にもなれなくなっちゃうんだ」
美咲「……これがあたしのホントの気持ち」
こころ「美咲……」
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